みなさん、おはよう、こんにちは。そしてこんばんは。いかがお過ごしでしょうか?

どうも、旅フォトライターのみのわです。
え?顔が暗い?
そりゃそうですよ。
ついさっき財布をなくして、警察に遺失物届けを出してきたばかりですからね。

家に帰ってきて、我が家のアイドルマスコット、フモフモさんを眺めているところを嫁に撮られました。この哀愁。悲壮感…。察してくれますよね?
知り合いに、「今日は長野に帰省するんですよ〜」なんて言った矢先にこれですからね。マンガ並みのフラグを立てて、回収してしまった訳です。
ですが、落ち込んでいても仕方がない!
先程書いたとおり、この日は嫁と、我が故郷へ帰省する日です。
故郷は、長野県は立科町。ご存知でしょうか??
ダンベルみたいな形をしている町なので、見た目でも覚えやすい町です。
観光地としては有名の様なのですが、僕が住んでいた居住区域はほんっっっとうにただの田舎です。なにもなく、ただ時間がゆっくりと流れる場所。それが良い部分でもあるんですけどね。文字通り、のどかで穏やかな田舎町なんです。
この時期は僕が住んでいた集落で、外倉獅子舞という伝統の催し物が行われるので、それを見る為帰省することになりました。
落ち込んでいる暇などないのです…!とにかく、新幹線に乗り、我が故郷へ出発です!
いざ、故郷は長野・立科町へ!

切符を買います。お金がないので、嫁が支払いです…。
なんでお金がないのかって?
財布落としたからや。

東京駅ではお土産の品の数々に目移りしてしまいましたが、時間がない為、早々にホームへ。

土日だけあって、それなりに並んでおりました。でも始発の東京駅なので、座れない事はほぼありません。

東京駅から、降車する佐久平駅までは、およそ1時間半。あっという間の旅です。段々と田舎に変わる窓の向こうに癒やされます…。
長野県・佐久平駅にて降車。

ついに到着!
一時間半ほど新幹線に揺られて、着きました。長野県は佐久平。上越新幹線だと、軽井沢の1つ隣の駅です。

駅構内には、県内の日本酒がずらっと飾られていました。ちなみに、左端のゆるキャラは長野県のキャラクター”アルクマ”です。けっこうすき。

我がホームにたどり着きましたので、再び1枚パシャリ。

心なしか、すこしだけ笑顔になれた気がします。

迎えには姉が来てくれたので、嫁と姉の車に乗り込み、自宅へ向かいます。車内はカピバラさんだらけでかわいいんですわ。

車内から外を見れば、壮大な自然が目に飛び込んできます。地元にいた頃は全然そんな事思わなかったのになぁ…。外に出て分かる事もたくさんありますね…。
そして自宅へ向かう途中、嫁が行きたいと言っていた、ある店に立ち寄りました。
嫁は
「あのーあれ、なんて言ったっけ、あそこに行きたい!あのたまご!たまご!たまごでしょ!」
と、半狂乱でたまごを連呼していましたが、言いたかったのはこれです。
ちゃたまや

正解は、ちゃたまや。

嫁、不正解でボッシュートです。残念。
まぁ実際、卵と卵を使ったお菓子、特にシュークリームが有名なお店でして、県内外からたくさんのお客さんが訪れるお店なのです。

美味しそうなたまごプリンがあったり…。

ちょっとこわもての鶏さんがいたりします。

で!僕らが今回買ったのはこのバニラアイスクリーム。

濃厚すぎてとんでもない…超美味です。長野にいた時は立ち寄ることも少なかったのですが…帰省した時は毎回来ようと思います。

近くに見えるどストレートな車屋も気になりますが、ここは素直に帰りました。
実家にて団らんのひととき。

実家では、長野らしく蕎麦と天ぷらを頂きます。天ぷらは山菜を中心に。ふきのとうなんか久々に食べたました。ほんのりとした苦味がオトナの味ですね…。

いなり寿司も。我が家の懐かしい味がしました。
美味しいものも頂き、なんとも幸せな時間を過ごせましたが…本番はこの後です。
時間は夜の19時。近くの神社で行われる獅子舞を見に向かいます!
伝統の獅子舞へ。

自宅から徒歩5分ほどにある神社には、すでにお囃子が入るやぐらと、こんなぼんぼりが作られていました。ここで獅子舞が行われるのです。
この外倉獅子舞。実はちょっと特殊なんです。良く世間で見る、手で獅子の面を持ってパカパカするアレではありません。

これが良く見る、手でパカパカするタイプですよね。違うんですようちのは。
木製の獅子面をかぶった3頭の獅子の周りを、ひょっとことおかめがぐるぐる回る、奉納の舞なんですな。
木製の獅子面の中には太い棒が一本ありまして、これを手ぬぐい越しに口で噛んで固定するんです。結構ハードなかぶりものですね(笑)
信毎Webにも載ってました。なんかうれしいです。
この外倉獅子舞。立科町の牛鹿(厳密に言うと、その中の外倉という地域)で行われていて、小学生の高学年男子が毎年踊る、伝統行事です。
もちろん僕も小学生の時、踊っていました。僕にとっては懐かしい、大事な伝統行事なんですよね。
近年は子ども少なくなり、男子だけでなく女子も一緒に踊るようになったのですが、この行事が今も続いていることにちょっと感動しています。
もちろん、撮影してきました。
もちろん、ただ見に行っただけではありません。しっかりとその様子を撮影してきました。

神社の階段を登ってきた獅子。中身は小学生なんですが、そうは思えないほどの空気をまとっていますね…。

続いてやってきたのは、おかめとひょっとこ。中央で踊る三頭獅子の周りを、周回しながら舞う役目を持ちます。

舞いが始まれば、自然とその場の空気は張り詰めます…。

真ん中で踊る三頭獅子…。格好よかった。小学生の頃には自分もやっていた事だけど、なんともいえない素晴らしさがありますね。これは伝統として、ずっと続いてもらいたいな。
立科町は豊かな自然、スキーなどの観光が有名ですが、こういう文化も個人的にはぜひ見てもらいたい、素晴らしい要素ですね!
1日目終了!
と、こんな感じで帰省1日目は終了となりました!2日目は素晴らしい自然の景色に、昔ながらの雰囲気が残る宿場町へ行くことに。
これもまた、後日旅日記として掲載したいと思います!
後編へ続く